2013年12月26日

英国社会の基盤:説明と納得

英国社会では、ひとに説明して納得させることが基盤。ここでは、自分の思考を明確な論理と曖昧性がない言葉で、簡潔かつ過不足なく伝える技術が非常に重要。これができる人は頭脳明晰と評価される。日本の学者はとかく難しい論理・言葉を多用しがちだが、これだと意味不明・迷信的であるとして嫌われる。

英国では、研究で成果を出して報告することは学者の義務。この義務は何のためか。実は答えは単純。研究費が税金由来なら、我々の報告で担当官庁が大蔵省に研究成果を説明。同省が納得しないと科学予算自体削減。なぜか。同省は議会に説明義務あるから。議員は市民に説明義務。この連鎖が英国社会の基盤。
posted by 小野昌弘 at 07:23 | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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